OASIS Cue


OASISキューの在庫はFor saleのコーナーでご覧頂けます。 
オーダーも随時受け付けています。
プライスリスト

2013.10. 4
 チューリップウッドのストレートが仕上がりました。
 OASISキューの定番リング以外のオーダーはあまり受けていないんですが、この程度であれば良いかなと。
チューリップウッドとパープルハートの組み合わせもあまりオススメではないんですが、それでもあえてOASISキューで作りたいんであれば、これもまー良いかと。
それぞれのリングの厚みからパープルハートのキャップまで、全てオーダーどおりの仕上がりです。
 この色の組み合わせはかなり初期のころに作った以来ですので90数本ぶりです。かなりヴィヴィッドな色合いですね。




 一見ブラスっぽいですが、これもTINコーティングしたピンです。









2013.10. 3
 ジャンプキューが仕上がりました。









2013. 9.15
 特にキュー製作のネタも無いので、たまにはウチの設備を紹介します。
 ただの電子レンジですね。隣はネスプレッソです。夏場はさすがに飲みませんが、これからいい季節になってくるので、ネスプレッソも大活躍です。
 えっ、他のが気になる?あー、これは冷蔵庫ですね。炭酸飲料とロックアイスも常に欠かせませんので、冷蔵庫は必要です。
 それじゃない?右の?


 では全景を。
 CNCってヤツですね。インレイ用ならこんな大きさは必要ないんですが、ウチの用途はインレイ用ではないので、この大きさが必要です。



2013. 7.28
 パープルハートのジャンプキュー用シャフトが仕上がりました。


 塗装の途中で止まっていた在庫予定のキューですが、完成する前にお買い上げ頂きましたので、やっと仕上げました。


 でも、皆さんOASISキューなんて買わずに、有名なカスタムキューでも買った方が幸せだと思うんですが?


 OASISキューなんて知らないでいた方が幸せです。知ってしまうということは、悲しいことです。
 開高健文豪の言うところの、「知る悲しみ」です。
 OASISキューを知ってしまうと、ニルヴァーナ・・・涅槃に近づいてしまいますよ。


 ランゲのベルトのような、マット仕上げのブラウンのクロコなんかがこのキューには合いそうです。


 ですが、そういったのは在庫していないので、お客様のご希望でリングリザードです。


 数々の難しい作業をしていますが、その中でもタップを付けるのが一番難しいです。






 一見するとブラスピンですが、TINコーティングしたステンレスピンです。
2年も前にコーティングピンの話題を出したのに、TINコーティングのピンを使用したキューはこれが初ですね。



2013. 6.26
 新しい革を仕入れました・・・もとい、新しい革靴を仕入れました。クロケット&ジョーンズのハラムです。
 ストレートチップに始まり、ストレートチップに終わると言いますが、本当にその通りですね。キューで言うと、ハギに始まり、ハギに終わると言う感じです。インレイ、インレイと言っているようでは、何のセンスも養われません。
 ただ、スタンダードのハラムでなく、ハンドグレードのロンズデールか、無理をしてジョン・ロブのシティUを買えばよかったかと、ちょっと後悔です。
 何で靴の話しかと言いますと、この靴を買ったトレーディングポスト青山店が最近改装して、ビリヤードテーブルを什器の代わりに置いているんです。
 一般の方からすると、ビリヤードはスタイリッシュでカッコいいイメージなんですよね。ウチも、ビリヤード自体にはそういうイメージを抱いていますが、あのチャレンジマッチというものがどうも理解出来ません。あれって、カッコいいんでしょうか?


 気分転換に、人のクルマのパーツにカーボンを巻きました。
 結局、巻いて、塗って、削って、磨いてという、普段と全く変わらないことをしたので、全く気分転換にはなりませんでした。


 気分転換とはいえ本気で取り組んだので、市販品よりも出来は良いです。


 この経験も、今後のキュー製作には非常に役立ちます。


 ジャンプキューが仕上がりました。




 キャップの木目まで合わせてしまいました。








 このジャンプキュー、キャップ込みで\80,000です。キャップ無しだと\60,000なので、上の靴よりも安いんですよね。
 このままではシティUが買えませんので、次からはもうちょっとお高くなります。
 こんなマニアックなものを欲しがる方はそうそう居らっしゃらないでしょうけど。



2013. 5. 1
 こちらも磨き上がりました。


 マダム・オルガ・ベルルッティ風に言うと、「キューを磨きなさい。そして、自分を磨きなさい」です。










 丸い金色のものはヒュミドール用の湿度計で、大体40%〜50%程度を目安にしています。


 それぞれ別のお客様から別の時期にオーダー頂いたんですが、結果的に同時に仕上がって、兄弟キューのような雰囲気になりました。


 ウチは常々、キューはあくまでも脇役で、主役はプレイヤー自身と思っているんですが、こんなキューを使っていたらイヤでも目立っちゃいますよね?














 フェルトバッグに入れて発送です。




 最近はこんなダンボールに入れて発送しています。


 やっとひと山越えましたが、まだまだ目の前に山々が連なっています。終わりが無いですね。



2013. 4.29
 バットが仕上がりました。
シャフトはもう仕上がっていますので、あとはキャップを磨けば完成です。


 ここまで1年と数ヶ月、やっとゴールが見えた気がします。




 まだキャップを磨いてないんですが、我慢出来ずに付けてみました。
 ですが、今日の作業はここまでです。集中力が切れた状態のまま進めると、ロクなことがありません。


 週末は、ブルーノート東京へヴィンセント・ギャロを観に行ってきました。
 ウチは相変わらず場末のキュー職人なんですが、何故か開演直前の楽屋に30分以上もお邪魔してしまいました。
球を撞くのかは聞かなかったので次回聞いてみますが、OASISキューの在庫があれば、撞く撞かない関係なく初めから持って行ってプレゼントするんですけど、いかんせん在庫が無いので・・・
販売用の在庫よりも、プレゼント用の在庫が必要です。



2013. 4.19
 ジャンプキュー製作です。
 あまり短くても旋盤にくわえられないので、ちょうどいい長さの木をエクステンション代わりに繋げての製作です。
 エクステンションと言えば、OASISキューでも、他メーカーのカスタムキューでも、製作して欲しい、付くように改造して欲しいというお問い合わせをよく頂くんですが、キューの改造はそもそもお受けしていないのと、エクステンションを付けて撞くという行為が好きではないので、全てお断りしています。
 アダム・スコットが長尺パターでマスターズを制したからといっても、長尺パターを良いとは思えないのと同じようなものです。
さすがに、タイガー・ウッズも使用したら、ウチも考えを改めて、見た目がカッコ悪いだ抑制の美だ何だと言わず、新しいものをドンドン取り入れるようにしますが、それは無さそうなので今後もずっと古臭い考えのままですね。
 ホントはジャンプキューもそれほど好きではないんですが、この辺までがギリギリ許せる範囲内です。


 もうバット単体で旋盤にくわえることは無いので、ぶった切りです。


 エンドの穴は加工済みでしたので、残っていた接着剤を綺麗にしてこの部分は仕上がりです。


 ところで、ふと思ったんですが、エクステンションは先っちょ側じゃダメなんでしょうか?
そこまでしっかりした打感や性能は必要ないでしょうから、エンド側のと同じように中に硬いゴムか何かで傷が付かないようにして、そこそこしっかり目に10センチも差し込めば使い物になると思うんですが?これだとバットエンド無改造でいけますよ。
しなりが多くなってダメですかね?それに、ウチが知らないだけでもうあるんでしょうか?
ちなみに、思っただけでウチでは作らないですけど。


 普通の?キュー製作も、遅れながらもどうにかここまで来ました。
 あとは先角を仕上げて、バットとキャップを磨いて、片方にグリップを巻けば完成です。


 これが仕上がらないと、気が休まりません。
 と言っても、他にも色々とお待たせしていることがたまっていますので、結局休まらないんですが。





2013. 2.26
 手こずっていたキューも、やっと外形を削って塗装に入りました。



2013. 2.20
 ちょっとずつ進んでます。
 リングも一枚ずつ接着します。


 メイプルリングも切り出す前に2色の線を引いておくと、仕込みのときに木目が揃えられます。これが1本線だとリングの裏表は分からなくなるので、色違いで2本なのがミソです。
 たかがメイプルリングにここまでするのは、多分ウチだけだと思います。


 「シンプルさは究極の洗練である」ですね。


 このシンプルな木の中に宇宙が見えます。



2013. 2.19
 残りの1本もピンを仕込みました。




 穴の角も取っておくと、このあとジョイントの平面出しをした時に刃物がピンに当たるのを防げますし、見た目も綺麗です。


 ジョイントカラーとピンの長さです。
ショートカラーは、ピンの長さに対してほんの少ししか削り込みませんので、しなりの少ない硬いキューになります。


 接着剤はたっぷり入れますが、ほとんど出ます。


 しばらくしても、まだ接着剤が出てきますので、こまめに拭き取って様子を見ます。
 数時間経って出なくなってから、リングを仕込みます。


 どれくらい真っ直ぐか、回して確認します。
 このダイヤルゲージのひと目盛りが0.01mmです。










 6箇所測ってみて、0.04mm弱といったところです。本当は0.00mmを目指したいんですが、この程度であればOKです。


 ちなみに、0.04mmってどれくらいだろうと思いまして、髪の毛を測ってみたら0.08mmでした。
ちょうど数日前に、自分の髪が太いという話をしていたんですが、意外や意外、日本人の平均値です。
髪の太さはどうでもいいですね。とにかく、この程度の揺らぎしかないということです。
 明日になったらもっと揺らぐかも知れませんし、逆に真っ直ぐになるかも知れませんが、今日のところは出来る限りのことをしました。



2013. 2.15
 ピンが入れば、そこから先は早いです。これからやっと塗装に入ります。


 シャフトも作らないといけませんし、マッチングキャップもです。なかなか終わりが見えないです。


 ハギの先端です。
 今まではポーパー旋盤でハギを切ってたんですが、このキューからは、自作したハギ切り専用機械で切っています。




 これだけ柄が出ていれば、良いんではないでしょうか?













2013. 2.14
 スネーク3Pハンドルとメイプル×スネークもピンを仕込みました。残りの1本が、なかなか仕込めません。


 せっかくリングを仕込んだメイプル×エボニーですが、訳あって1インチカラーに仕込み直しました。


 ふと思えば、1インチカラーのハギ入りはこれが初めてです。


 ちょっと木目が弱いです。
 これが新しい自分用かな?と言っても、もう球は撞かないんですけどね。




2013. 2..12
 巳年のせいか、スネークウッドが多いです。と言っても、去年から作り始まって、未だに完成していないだけなんですけど。
 早くピンを仕込みたいんですが、ちょっと木が動くんで、入れるのをためらうんですよね。


 スネークウッドと言えば、最近はハイジュエリーメゾンのヴァン クリーフ&アーペルでもスネークウッドを使用したアルハンブラのコレクションを出しています。
 HPで製作過程の動画が色々と見られますが、ヨーロッパの手工芸文化はやはり良いなと思わされます。
グーグルでヴァン クリーフ&アーペル、黄金の手で検索すればトップにあります。スネークウッドの別名のレターウッドのみで検索してもトップに来ますね。
CNCでインレイを切り出すキュー製作の動画よりも面白いと思うのはウチだけでしょうか?


 マッチングキャップ製作です。




 磨きすぎて鏡のようになってますね。
でも、所詮はジョイントキャップなので、落としたり転がしたりして、すぐに傷だらけになっちゃいます。
その儚げなところがまた良いんですけどね。


 まだ載せてなかったこのキューと、エボニー×チューリップウッド用のマッチングキャップです。


 グリップを巻いた写真は、相変わらずの取り忘れです。






 エボニー×エボニー、エボニー×チューリップウッドとこのタキシードの3本をお買い上げ頂いたんですが、このタキシードが一番相性が良いみたいです。
 ぶつけてしまい、バットエンド交換となりました。


 アイボリーバットエンドなので、交換も高くつきます。


 ちなみに、象牙を使用したOASISキューは海外には持ち出せませんので、もしOASISキューを海外で使用されたい方は、先角等は全て樹脂でご注文下さい。



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