Sato Cue Repair Service

リペアしたキューで面白そうなものを掲載していきます。

2008.12.23
吉村キューのリフィニッシュとマッチングキャップ製作が仕上がりました。シャフト側はシンプルにしています。


2008.12.22
コグノセンティのマッチングキャップ製作、314製作、ジョイントカラー交換、バットエンド交換が仕上がりました。








2008.12. 4
吉村キューのリフィニッシュとマッチングキャップ製作です。


コグノのマッチングキャップの続きです。リングがきちんと接着するようにお互いで締めこみます。




外径を仕上げました。この後、カドを丸めて全体を磨いてから塗装です。
今回預かったコグノはジョイント径が21.50mmと、意外に細かったですね。
写真だとさっくりと仕上げてますが、接着して二日経ってから削ってます。


二枚のシルバーリングがオリジナルよりちょっと(0.08mmくらい?)厚かったです。
30cmくらい離れたところからだと全く分からないので、今回はこれで良しとします。
この誤差を見る為に同時に作りませんでしたが、これを踏まえて次は314製作です。
他の方のHPを見るとリング代だけでも結構してますが、これで幾らくらいするんでしょう?


2008.12. 2
リングカッターで切り出しました。この手のリングは硬い素材と軟らかい素材が交互なので、
突っ切りバイトで切り出すのはかなり難しいですが、リングカッターだと簡単に切り出せます。


黒いリングはバルカンファイバーなので、パーツ屋から買ったものがそのまま使えます。


シャフト側のマッチングキャップ用のピンの製作です。以前のコグノで使用していたグリーンのG10は素材を持っていたんですが、
最近使用され始めたブラックのG10は素材を持っていません。キャップ用なので別に硬い素材でなくてもいいと思い東急ハンズで
黒いABSロッドを買ってきたんですが車に忘れて来てしまいました。取りに戻るのも面倒なので、結局手元にあった一体型先角に
使用するキャンバスフェノリックで作ることにしました。60度、ピッチ11でネジ切りします。最近は出来ることが妙に多くなりました。


別にオリジナルを真似て根元を細くしている訳ではありません。刃先の逃げの為です。


もし真似してたとしたら、この長さで作るのはヘンでしょー?キャップ用のショートピンなのに。
シャフト用は一個だけの注文なのにムダに長く作ってしまいました。三個分くらいありますね。


これでも十分ですが、軽くクリヤーを入れて艶を出します。


2008.12. 1
こんな感じになりました。




2008.11.30
10.14のTADが仕上がりました。かなりベッピンさんになったんじゃないですか?
ウチの仕事はここまでなので、グリップを巻く方がしくじらないことを祈ります。










2008.11.29
部品が揃ったので、改造した旋盤でやっと30スロットを切ることが出来ました。
恥ずかしながらコグノセンティのリングコピーはこれが初ですが、バッチリです。




シルバーも脱脂をしてから接着します。




先日のコグノセンティのジョイントカラー交換の画像です。


2008.11.25
コグノセンティのジョイントカラー、バットエンド交換です。輸入したての新品のキューですが
ジョイント、エンドとも樹脂だったものを象牙に交換し、マッチングキャップも製作します。


上の事例とも関係しますが、象牙を扱っている事業者は国の認可を受けないといけませんし
仕入れや販売等を台帳に記載しなければなりません。もちろん書類の提出義務もあります。
以前、メーカー等の象牙の密輸問題が騒がれましたが、一般の方の中には未だに間違った
認識をしている方がいらっしゃいます。国内で流通している象牙の使用は合法ですが、海外
から輸入する場合、輸出国や輸入国の証明書が無いものは全て違法です。素材だから違法、
キューになっているから合法というものではありません。キューの場合は先角やインレイなどに
少しでも象牙が使用されているものを輸入するには必ず証明書が必要ですが、この証明書が
発行されることはまず無いでしょう。証明書が無いキューは残念ながら密輸品ということです。


2008.11.10
旋盤を改造しました。この改造は他の方もしているので、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか?
ウチのはリング製作用の割出し穴を20、24、30穴の三列にしていますので、今までは出来なかった
リングも製作出来るようになります。変な体勢でセットアップしていたので今日は体中筋肉痛です。


2008.10.28
バットエンド交換の続きです。外径を仕上げて、塗装に入りました。




2008.10.25
JOSSWESTのバットエンド交換です。素材はGINA等でも使用されているアイボリー柄の樹脂でしたので、同素材で交換します。






2008.10.14
実はこの数ヶ月間、塗装の調子が悪かったんです。(と言っても、吹き心地や気分等の問題ですので、仕上げたものは
当然ウチのクオリティーですのでご心配無く。)そこでコンプレッサーやフィルター等を変えた訳ですが、それでもイマイチ
決まらなかったので、塗料も変えてみましたが結局塗料は元のに戻しました。残っているのはガンですが、今年の頭に
変えたばかりで、メンテもちゃんとしているのでこれに原因があるとは思いませんが、思い切って変えることにしました。
まず右手前のデビルビスを買ってみましたが、一度吹いてみて高微粒化はするんですがグリップの握りが気に入らず、
メインにはなりませんでした。左中は今までのメインと同じボディですが、今までのものは口径が1.3mm、これは1mmです。
キューにはこのくらいの口径でも十分ということが分かりましたが、微粒化する訳でも無くこれといって特徴はありません。
左手前が今回メインに決めたガンで中列の二丁と同じボディですが内部構造が違い、低圧で空気量を多くし高微粒化する
構造になっています。同じ低圧ガンでも左奥のデリンジャータイプを以前に使った時はあまり気に入らなかったんですが、
このガンの吹き心地はかなり良いです。普通のタイプが一番だと思ってましたが、試さないと分からないことが多いですね。


TADのリフィニッシュです。やっとこさ一本仕上げても次々に入ってきます。
傷ついたキューは多いですね。ウチから出ていく時には美人になってますか?












2008.10. 3
シャフト製作です。六年前に原木持ち込みで製作を始めたんですが、お客様はその時点で合わせるバットを決めてなく
急いでもいなかったんですけれど、最近になって合わせるバットが決まりましたので、やっと完成させることが出来ました。




314製作です。やっぱり同じメーカーのリペアが集中します。このメーカーはすり鉢状のジョイントで有名ですが、
オリジナルのシャフトでも意外とフィットしていなく一体感が無いものも多いですが、ウチで作るシャフトがそれでは
マズイので時間を掛けて少しずつ削って合わせていきます。これだけ長いことこの仕事をやっているにもかかわらず
このジョイントをコピーしたのはこれが初めてですが、やってみれば普通に出来るもんで、満足のいく仕上がりです。



2008. 8.13
コグノセンティバットエンド交換です。不思議なもので、同じメーカーのリペアが集中します。


今回は木肌は出さずにオーバーコートしますので、境目のクリヤーを浮かせないように作業をします。


これだけ塗装の厚みがあります。リングに接着剤が残っているように見えますが、実際はキレイです。


外径をあわせて、塗装面を荒らします。




完成です。


今回は木肌は出しませんでしたが、ケースバイケースです。この見極めもリペアでは重要です。


2008. 7. 11
コグノセンティのリフィニッシュ+Solid Black糸巻きコーティング、ジョイントカラー交換が仕上がりました。
一度仕上がってからカラー交換をするというアクシデントがありましたが、お客様には大変喜んで頂けました。








2008. 7. 8
ジョイントピン入れ直しです。シャフトを締め込むとピンが上がってくるとのことでしたので、お預かりして抜いてみました。
ほとんどの場合は抜いたピンを再利用しますので、ピンを傷つけるようなペンチやバイスなどの工具は使わずに抜きます。
接着剤も少なくあまり効いていませんでしたので楽に?抜けました。大抵75mmくらいなんですが、これは意外と短いです。


2008. 7. 2
6.19のリングコピーが仕上がりました。ウチで製作したのはもちろん手前です。
バットのリフも仕上がったので、蛍光灯の写り込みも揺らぎが無くシャープです。


2008. 6.30
今日はちょっと憂鬱な気分になりました。以前にウチでリペアしたインサートが抜けてきたらしいんですが、
人を介してのリペアだったので直接持ち主を知りません。持ち主は、「修理したら完璧に直ると思っていた、
返金してくれるのか?」と、言っているとまた人を介して仰いました。ウチは、作ったメーカーでも補償しない
ようなものまで補償します。インサートもウチでリペアしたものが抜けたら無償で直します。納得行くまで・・・
なので返金は出来ない、リペアはやり直すと伝えたところ、間に入った方がキューを持って来て下さったので
拝見したらインサートは全く問題無く、ジョイントピンが抜けてきていました。根本的に修理以前の問題です。


ジョイントカラー交換、部分塗装が仕上がりました。リングから数cmのところにヘコミがあり、
お客様がリフィニッシュも考えていましたが、今回は部分塗装でヘコミもキレイに直りました。




2008. 6.22
またTADのリフィニッシュです。ハギ入りは塗装中、ストレートはこれからです。


ストラトのネックなら弾きこんで塗装が剥げてもカッコいいですが、キューのバットですとそういう訳にはいきませんよね?




これで外径はほぼ仕上がりです。この後、もう少し長めに塗装面を荒らして部分塗装に入ります。






2008. 6.20
革巻きです。糸巻きを取る前から溝が深いのには気付いていましたが、取ってビックリ!予想以上でした。
糸巻きですとこれでも誤魔化せますが、革だとテープの段を拾ってしまいます。かといってテープを取ると、
フォアアームとの境にかなり段が付いてしまいますし、革の厚みは決まってます。う〜ん、どうしたものか?


アイボリーカラー交換です。コグノセンティのアイボリーカラーは持病のようなもので、割れや浮きが多いです。
下のキューは、フェノリックに薄いアイボリーを被せてますが、これも弱いのでムクのものより割れやすいです。


2008. 6.19
またまたリングコピーです。他にもリペアはしているんですが、ほとんど撮り忘れてしまいます。




2008. 5. 4
各ベニヤが0.1mmほど薄いですが、これだけ色味が合っていれば合格でしょうか?






2008. 5. 1
カーセンブロックのシャフト製作と、3ピースマッチングジョイントキャップの製作です。バットはゴンカロ・アルベスですが、
ストックしていませんでしたのでパーフェローで製作しました。シャフトもキャップも焼けてくるといい感じになると思います。






2008. 4.23
リングカッターです。突っ切りバイトでリングを輪切りにすると木の繊維が荒れますが、これだとキレイに切り出せます。
どこまで薄いリングが切り出せるか試したところ、0.1mmの極薄リングも可能です。同業者で欲しい方はご連絡下さい。


2008. 4.21
TADのリフィニッシュが集中しています。


2008. 4.14
マッチングキャップです。メイプルトップはウチのものでは無く、径合わせと塗り直しです。
キュー本体と同じように作り、塗装も同じ工程で塗っていますので大変手間が掛かります。




2008. 4. 9
リング製作です。それぞれ2.3mm、0.8mm、1mmでスリットを切っています。


マッチングキャップの接合面の平面出しをしているところです。




2008. 4. 8
珍しくマンジーノが集まりました。この写真を撮ったのがひと月前なので、一本はとっくに納品、もう一本はそろそろ仕上がりです。








グリップはSolid Blackの糸にコーティングです。


ジョイントカラー交換の続きです。この後、リフィニッシュもしたんですが、写真を撮らずに納品してしまいました。




同じキューのコピーリング製作です。




マッチングキャップ製作です。塗装中のバットがここにチラッと写っていました。




1バット、1シャフトのセットです。他の3つはOASISのシャフト用です。
光沢からして仕上がり前の写真のようです。この後磨き込んで完成。


2008. 2.26
ジョイントカラー交換です。このメーカーのアイボリージョイントは構造の問題と接着の甘さで緩むものが多いです。
もったいないですがアイボリーは削り落としです。根元の部分は多少接着されてますが、先の方はスカスカですね。


接着面は既に剥がれていたので、削っている時に浮いてきました。


接着面にも汚れが入っています。


接着面とピンに付いていた接着剤はキレイに取っておきます。


新しいジョイントカラーです。へそが収まる部分はこの時点で形にしておきます。


仮組みしたところです。いい具合なので、接着剤をタップリ使って接着します。外径の加工は接着後です。




2008. 1.25
早速使ってみました。新しいガンは吹き心地がたまりません。トリガーのタッチもいいですし、塗料の霧の状態が
明らかに今までより良くなっています。買う時にデビルビスと悩みましたが、イワタのW-101を買って正解でした。


2008 .124
新しいスプレーガンを買いました。ウチは車のリフィニッシャーじゃないんで基本的にガンはクリヤー用の一丁でいいんですが、
この仕事を始めて八年で、これで五代目になります。低圧ガンなども試してみましたが、普通のタイプが一番使いやすいです。
グリップの下に付いているのは、エアーに水分が混ざらないようにする為のドライフィルターです。エアー経路にもフィルターは
通してるので必要ないんですが、新調したついでに今回初めて付けてみました。二個入りなので一個はダスターに付けました。




2008. 1.15
ギルバートのリングコピーです。最初に作ったのは中央の0.6mm厚の黒ベニヤを入れたスロットリングですが、
ベニヤが厚かったので0.5mm厚で作り直しです。スロットリングはこれでバッチリですが今度は重ねた白いリング
の色味が気に入らず、2度バルカンファイバーで失敗し、3度目にアイボリンを0.4mm厚に切り出したものでやっと
納得のいくものが出来ました。結局納期が10日ほど延びてしまいましたが、このデキなら許してもらえるでしょう?








2007.12.19
糸巻きコーティングです。メウチくらいの厚めのコーティングにしています。
糸の白い部分を塗料で濡らしてグレーにしないように塗るのが難しいです。
バットの塗装はオリジナルですが、バフが掛かっているので光っています。






2007.11.22
TADリング製作の続きです。ステッチリングからのリング交換になります。
1.50mm厚に切り出したリングを接着し、一日経ってから外周の削りです。
アルミの色味も厚みもバッチリなので、このまま作業を進めて行きます。




2007.11.20
金属加工が出来る旋盤を持っていなかったんですが、最近やっと買いました。芯間750mm、貫通孔26mm、150kgの機械です。
この機械自体でキューは作れませんが、加工の幅がかなり拡がりましたので、今まで出来なかったことが色々と出来そうです。
芯高の合うバイトを持ってないのでとりあえず手持ちのバイトに敷板を沢山かまして削ってみます。いい感じで切削出来てます。
写真はTADのアルミリングの製作です。これから突っ切りで輪切りにします。金属加工はド素人なので、徐々に覚えていきます。






このリングを作ります。


2007.10.20
TADリフィニッシュです。




剥がしてる途中で思い出して、写真を撮りました。










糸巻きはホワイト/ライトグリーンにせず、アンティークホワイトを巻いて、薄っすらとコーティングをしています。
実物は写真で見るほど真っ白な糸では無いですが、それでもスリーブの白と相まってかなり上品になりました。
このキューはウレタンで吹いてますが、ニトロセルロースラッカーでの塗装も可能ですので、お問い合わせ下さい。


2007.10.19
径を合わせて、塗装に入れました。


2007.10.17
JUDDのリング製作です。メイプルに8本スロットを切ってココボロを入れます。


バンドソーで切り出したココボロをベルトサンダーで整形しました。


これもキツからずユルからずです。


接着したところ。接着剤はケチらずにタップリ塗ります。


余分な部分を削り、切り落としたリング。綺麗に出来ました。


仕上がりは次回をお楽しみに。


2007. 8.27
新しいドリルビットを購入したので掲載します。4本で\30,000-と高価ですが最高の切れ味です。



2007. 8.20
ベンダーリフィニッシュ+革巻き。このキューが本来持っている良さが出ました。







2007. 8.22
完成間近から二ヶ月放って置いてしまった。 これでグリップを巻けば完成。












2007. 6.17




2007. 5. 6
パーフェロー・フォアアームのサウスウエストのプレイキューと、ブレイクキューをお持ちの
お客様からのオーダーで、SWスタイルのジャンプキューと、マッチングキャップ6ps+2製作中。



2007. 2.28
2000年のマンジーノのコピーリング製作依頼です。

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